フリーランスが身に付けるべき正しいマインドセットとは？

マインドって何？怪しい…。正しいマインドセットの重要性とは？

マインドと聞くとたいていの人は、「怪しい」「洗脳」などのマイナスなイメージを抱きます。しかし、実は上手く行く人の大きな要因の１つがマインドということも、また事実なのです。
マインドとは何か。
ビジネスの世界では、その人の考え方や価値観、心構えのことをマインドと言います。
例えば、「失敗」の捉え方についてです。
生きていれば必ず何かにつまづくときがありますが、それを「失敗した」と捉えるか、「いい経験した」と捉えるかはその人のマインド次第ということになり、後者の捉え方をしたほうが物事は上手くいきやすいということです。
また、何か問題が起きたときに、他人のせいにするのか、自分のせいにするのかもマインド次第です。上手くいっている人ほど、自責の念が強い傾向にあります。他人のせいにすれば、問題の改善意識がなくなり、「全部あいつが悪い」ということで済んでしまいますが、自分のせいだと思えば、「どうすれば上手くいくんだろう」という思考になり、良い方法を考えるようになります。

ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本では、マインドの重要性がわかりやすく書かれています。
人の強い思いは、行動するきっかけになり、行動を繰り返せば習慣化され、習慣化されれば結果に結びつくということです。つまり上手く行かない原因は、「思い」の部分に本質があるということです。

プロ野球選手のイチロー選手は、「自分はプロ野球選手になる」という思いが人よりも遥かに強かったから、行動に移し、習慣化され、願いが叶ったということです。

どうすればプロ野球選手になると決めれば、本を買って野球の勉強をしたり、コーチに教わったりするし、部活に入ったりします。そして、人一倍練習し、部活が終わったあとも素振りを繰り返します。そうすると、それが当たり前の世界になり、練習しない日や、素振りをしない日が気持ち悪くなってきます。それくらいまで落とし込めば、自然と願いは叶います。

どんな優れたテクニックやノウハウを手に入れても、それをどのように活かすか、また、実行し続けることができるかは、自分次第です。全てはマインドの上にあり、土台のマインドセットの部分が柔らかい状態だと、物事が上手くいくことはありません。

それではどのようなマインドセットが必要なのか？
それをこれから紹介していきます。

1 「知っている」と「理解してる」「やっている」「できている」はそれぞれ違うということ

知っている・理解しているということと、やっている・できているということは全く違います。知っているだけの状態には、何の価値もありません。できているから価値が生まれます。セミナーでも、「そんなのはとっくに知っている」と思う人もたくさんいますが、「そんなのとっくにできている」という人はあまりいません。

2 優勢と勝利は違う

優勢であることに意味はありません。勝利が確定して初めて意味が生まれます。ビジネスでも、入金があって初めて取引成立です。取引先との契約も、契約書を結んで初めて成立します。それまでは一ミリの油断もしてはいけません。

3 過去の結果としての現在よりも、未来の原因としての現在をより大切にすべき

過去は誰にも変えられません。しかし、未来はどうにでも変えて行けます。現在の行動や考え方を変えれば、自然に未来は変わります。そして、上手くいった未来は、現在のあなたが原因で作り上げられます。過去の自分に感謝できるように行動しましょう。

4 問題がないことが一番の問題、常に問題を抱えよう

問題があるということは前進している証です。前進していれば問題は必ず起きます。問題がないということは、停滞している証になります。ビジネスとは下りエスカレーターを上がっていくようなものです。立ち止まれば自然に降ろされます。常に問題を抱えていきましょう。

5 同業者の目を気にするな、敵は遅かれ早かれ生まれるもの

どの業界でも、どんな人でも、それがどんなに正しくとも、目立てば叩かれますし、アンチも生まれます。どれだけ好感度の高い芸能人でもアンチはいます。インターネットを使って情報発信をするということは認知度を上げるということです。認知度を上げるということは業界内でも認知が進みます。お客様にだけ知られるというのは不可能です。そして、同業者に認知されればされるほど、アンチは生まれます。しかし、その倍以上、お客様がファンになってくれます。同業者の目など気にする必要はありません。

6 お金儲けのイメージを変える

お金儲けというと、二つの種類があります。日本の一般的な感覚だと、どうしても「人を騙して儲ける」というイメージが先行します。しかし、「たくさんのお客様に喜ばれた結果、対価としてお金が儲かる」というもう一つを前提にすれば、お金儲けは決して悪いことではありません。働いている人は誰もがビジネスをしていて、お金儲けをしています。たくさんの人に喜ばれれば、当然たくさんのお金が手に入ります。

7 限界値を上げろ！！

人間は、自分で勝手に限界ラインを引いて、チャレンジしないものです。
「どうせ私には無理」「それはハードルが高すぎる」
誰が決めたことでしょうか？
勝手に自分で決めているだけで、あなたの限界値なんて、あなた自身にもわからないはずです。いつも限界までチャレンジしていれば、どんどん限界値は上がっていきます。すると、困難な局面になったときに、「あの時に比べれば全然大したことない」と思えるようになります。自分に自信がつき、難しいこともどんどん乗り越えて行けるようになります。

8 溢れている情報に惑わされることなく、その分野の成功者を信じるべき

本やセミナー、ネットの情報に惑わされて、自分が何をやるべきかを見失う人がいます。インターネットでは、必ずしも正しい情報が記載されているわけではありません。迷った場合は、その分野の成功体験者のアドバイスを聞くようにするのが一番の近道です。ただ先輩というだけで、その人の意見を信じるのは危険です。その人が別分野の人であれば全く意味がありません。

9 「ググる」人ほど伸びる人

検索エンジンで調べる癖が身についている人ほど、成長が早い傾向にあります。逆に、人が教えてくれるのを待ったり、指示されるのを待つ人は、成長が遅いです。スティーブ・ジョブズの有名な言葉（元は違いますが）で「stay hungry, stay foolish」という言葉があります。貪欲さを持って、常に自分から進んで行動できる人は、自ずと成長していきます。

10 ポジティブシンキングは物事を変える力を持つ

プラス思考になれば生産性が30％〜35％上昇すると言われています。起きたことをネガティブに考えてしまっても何も生まれません。如何にポジティブになるかはマーケティングをする上でも重要です。例えば、ブライダルでランディングページを効果的に利用している企業がなかったとします。それを「みんなやってないからチャンスじゃん！！」と捉える人なのか、「みんなやってないからブライダルにランディングページは合わない」と捉える人なのかで結果は180度変わります。全ての事象をプラスに捉えるように意識しましょう！

11 満足した瞬間成長は止まる

「これでいいや」と思った瞬間、努力が停止します。
「もっと行けるはず」「まだまだできる」という意識を持たなければ人間は堕落していきます。
ビジネスにおいて現状維持の意識は大敵です。常に成長意欲を持って、貪欲に学んでください。

12 近道など存在しない、諦めて遠回りしよう

ネット上では「楽して稼げる方法」「たった3クリックで月100万円」などの情報が溢れていますが、どんな方法であろうがそこにたどり着くまでには、相当な努力が必要になります。近道など存在しないということを強く自分に言い聞かせて、コツコツを信頼や実績、資産構築をしていきましょう。

13 全ての結果は自分の責任

先ほども記述しましたが、何か不都合が起きたときに、他人のせいにする人はうまくいきません。全ては自分のせいです。よく雨が降って売上が落ちたときの話があります。雨が降っているからお客様が来ないという事実に対して、「しょうがない」と考える人は駄目な事業者だと言うことです。雨のせいにしていても何も解決しません。雨が降ったら売上が上がる方法を考えて、実行できる人が成功するのです。

14 出来ない理由を探すな、出来る理由を探せ！

何をやっても上手く行かない人は、出来ない理由を探す人です。
新しいことをやるにあたり、最初は熱が入るのですが、徐々に「今日は忙しかったから」「取引先から急遽連絡がきて、やることが増えたから」など、出来ない理由を探し出します。
逆に上手く行く人は、出来る理由を探します。
「今日はスケジュールがいっぱいだけど、どこかのスキマ時間でこれが出来ないだろうか？」「急遽取引先から連絡がきて、打ち合わせが入ったけど、その後の予定を調整してなんとか出来ないだろうか？」という考え方が上手くいく人の思考です。

15 自己否定をしよう！

やりたいことができていない、なりたい姿になれていないのであれば、今の考え方が間違っているということです。居心地の良い今の環境から脱出しなければ、目標達成は至難の業です。素直に間違いを認めて、新しい考え方を吸収出来る人が、目標達成のできる人です。

16 今の状況を如何に楽しむか

どんな状況でも楽しめる人は成長が早いです。追い詰められれば楽しくなる人も、やはり成長が早いです。自分の好きなことだけしか楽しめない人は、成長しません。好きなことをやるのではなく、やるべきことを好きになりましょう。

17 「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」

山本五十六の名言ですが、人材教育の本質をついた言葉だと思います。当たり前のことですが、これがなかなか難しいのも事実です。
誰かを教育するときは、意識してみるといいと思います。

18 全てにおいて自分が専門家になる必要はない。大切なのは専門家を見極める目を持つこと

映像にも写真にも、メイクにもドレスにも、それぞれ専門家はいます。全てを勉強するよりも、良い専門家を見極める目を強めていった方がいいということです。

まとめ

マインドセットは物事を上手く運ぶために絶対不可欠なものです。よりポジティブに物事を捉え、経験値をどんどんあげて、目標達成をしていきましょう！！